スクール設立の思い

 シャオールは「我々に関わる全ての人たちの笑顔のために」という企業理念のもと、玩具の企画開発をしています。シャオールが発売するすべての商品は「子どもたちの健やかな成長に貢献すること」をコンセプトに企画開発しています。時には一生懸命考え、時には全身を使って遊び、お父さんやお母さんと楽しい時間を過ごしながら健やかに成長していく。シャオールの玩具がその一助になれることを願いながら玩具を作っています。

 そんな我々が、新たに学童スクールを開設します。いわゆる民間学童(浜松市でいう放課後児童会)です。みんなの笑顔を願い、シャオール スマイルスクール(SHAOOL Smile School)と名付けました。玩具メーカーが学童スクール?と思うかもしれませんが、この決断に至るには以下の3つの思いがあります。

 1つ目は、シャオールの女性メンバーが安心して働ける環境を作りたい、という思いです。数ヶ月前の話ですが、「現在2年生の子供が今は放課後児童会が利用できているが、来年は難しいと思う。働き方をどうしようか?」と悩んでいる女性メンバーから相談を受けました。仕事をしたいと思っても、子どもを安心して預けられる場所がない。いわゆる待機学童問題(小1の壁)が、我々にも切実な形で存在していることを知りました。「これはなんとかしないと」というのが設立に至る大きなきっかけでした。

 そして、周りの状況をしらべていくうちに、同様に困っている人たちが多くいることが分かりました。我々が学童スクールを作れば、新たな選択肢ができる。この地域で同様に困っている方々に喜んでもらえるのではないか。ならばやろう。女性が安心して働けて、同時に子供たちが健やかに成長できる場所を作ろう。それが設立に至った2つ目の思いです。

 そして3つ目は、玩具メーカーとしてより良い玩具を作りたい、という思いです。常に子どもたちが集まっている場所は、我々が強い思いを込めて作った玩具で思い切り遊べる場所となります。実際に子供たちと一緒に遊ぶことで、たくさんのフィードバックが得られ、また新しい気付きが得られる場所になります。また我々は玩具のプロです。自分たちの開発商品以外にも素晴らしい玩具をたくさん知っています。「玩具なんて単なる遊びの道具でしょ?」と思うかもしれませんが、一括りに遊びと言っても、頭を使う遊びもあれば全身を使う遊びもあります。子どもたちにとってその遊びが学びとなり、大切な成長の糧となります。玩具メーカーとしても学童スクールという場所は必要なものなのです。

 以上のような思いを持ちシャオールは学童スクールを設立することにしました。シャオールの大切なメンバーのためにも、安心して働きたいこの地域のお母さん方のためにも、そして何より子どもたちの健やかな成長のために、最高の遊びの場、最高の学びの場を作ることを目指します。



2020年1月

株式会社シャオール

  代表取締役 宮地完登


【1978年】

浜松市北区初生町生まれ

5歳から初生町の道場で剣道を始め、剣道漬けの小学校生活を送る

【1991年】

浜松市立初生小学校卒業

中学からはバスケットボール部に入り、高校、大学卒業までバスケット漬けの青春時代

【1994年】

浜松市立北星中学校卒業

【1997年】

静岡県立浜松西高等学校卒業

【2002年】

同志社大学法学部政治学科卒業

大学在学中は米国インディアナ州へ1年半の留学、世界各地を回り様々な人や文化に触れる

【2002年】

株式会社ソーワ(浜松市)入社

【2003年】

TS-TRADER LIMITED(広東省東莞市)入社

【2005年】

結婚

株式会社ハピネット(東京都台東区)入社

【2006年】

第1子(長女)誕生

【2008年】

株式会社ビルコート(浜松市)にてC&D事業部を設立

玩具のOEM事業を開始(その後2013年にシャオールに集約)

【2009年】

登暁玩具礼品有限公司(広東省東莞市)設立

第2子(次女)誕生

【2010年】

登暁実業有限公司(香港)設立

【2012年】

オリジナル商品第1号「コロンブスのつみきシリーズ」を中国で発売開始

ドイツ大手メーカーと契約し、世界10か国以上の幼稚園に販売

【2013年】

株式会社シャオール(浜松市)設立

日本でのオリジナル知育玩具の販売を開始

【2014年】

娘と共に23年ぶりに剣道を再開

自分の稽古と共に小学生のボランティア指導員を開始(週3~4回)

【2020年】

4月~ 学童スクール SHAOOL Smile School開設